1.関西と東海のチャンピオンシップ大会 | ||
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第20回記念大会 日本団地少年野球選手権 |
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8月25日(日)関西チームとの交流戦に行ってきました。 この交流戦は毎年関西と東海の持ち回りで執り行なわれ、第20回は記念大会であり、今年は愛知県新城市で開催されました。 この大会については、紹介WEBサイトに詳しく掲載されています。 【大雨の大会】 会場の新城市周辺は前日まで雨が数週間も降らず、水がめの宇連ダムの水位は3.7%まで低下し節水が強化されていました。当然グランドはカラカラ、水まきなど出来る訳がありません。 ところが、大会当日は朝6:15から大雨、グランドは一転して池に変わりました。 地元の人には恵みの雨なのですが、野球やるには最悪の天気!。仕方ないので各チームと緊急検討会を開き、一度は室内ドッチビー大会に決定しました。 7:30頃、小雨になりました。 あるチーム監督から、「野球やりましょう!」と言う強~いお言葉。 8:30には池の様なグランドに全員立っていました。 【チーム総出のグランド整備】 そこは、さすがチャンピオンシップ大会のチームだけはあります。バケツやスポンジ、1輪車からスコップまで出てきて、子供から大人、お母さんたちまで総出の泥遊び?(グランド整備)です。1時間後にはすっかり仕上がりました。 泥んこにはなりましたが、童心に帰ったアラフィフの私は結構この時間を楽しんでいました。 【10時試合開始】 予定より1時間遅れの試合開始となりました。スマートフォンを使ってお天気雨雲レーダーで監視しながらの試合です。 事務局長が2面も借りてあったので、2試合同時進行。しかもテキパキと動くチームばかりでしたので、終わってみれば遅れを挽回してました。 「昼飯なんか後でええわ!このまま試合やりましょ!」 と、デカイ声の関西弁。 結局この好判断が的中! 決勝戦の試合終了と同時に大雨、グランドは再び池へと戻りました。 【執念の参加チーム】 判断一つ誤れば、何も残らない大会になったかもしれません。 「選手は野球やりたいんや、試合開始後に中止になったんなら子供たちは納得するでしょ?」、 「仮に室内ドッチビー大会やってて途中で晴れたら後悔しまへんか?」 と、ここでも関西弁の押しが強い。 ここは関西と東海の理事長の決断が早かったです。 「よし、やるぞ!」 結果は前述の通り、大成功でした。 みなさん考えてみてください。 あの朝の大雨でゴーサインを出した役員さんたち。もし判断が裏目に出てグランドに行くも、何も出来なかったとしましょう。 こんな雨で大会を無理にやるからこんな事になるんだ!と大ブーイングになったハズです。 そのリスクと責任を関西東海両連盟の理事長は一身に背負って判断されたんですね。 パシリ役程度の私だったら、あの場面でゴーザインが出せたかどうかは自信がありません。それくらい中止にしても不思議ではないタイミングだったのです。 大会トップの判断、関西チーム執念の押し、東海チームのグランド整備の早さ、ご父兄の協力、素早い試合進行の子供たち。 本当に素晴らしい人々に恵まれました。 強いチームは不利な状況でもあきらめない!執念でも喰らいついて行くから何事もうまく行く。だから強いのだ。 そう感じた20回記念大会でした。 |
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